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業種 自動車
設立年 1984年
本社所在地 カルフォルニア州トーランス
ウェブサイト www.honda.com
環境面のメリット 3推定年間CO2排出削減量:68万kg
Bloomエナジーサーバーの
設置場所、設置時期
2012年8月
1MW
カリフォルニア州トーランス
環境面のメリット American Honda Motorは2020年までに、CO2排出量を30%削減するという目標を掲げており、同社の業務上のCO2排出に非常に大きな影響をもたらすことのできる代替エネルギーソリューションを必要としていました。

「設置型の燃料電池システムは、環境負荷をさらに削減するという当社の継続的取り組みにおいて、必要不可欠なステップでした。American Honda Motorは以前より、水素燃料電池の電気自動車FCX Clarityを生産しており、長年の間、この種の技術がCO2の排出削減に効果的な方法であることを知っていました。」

ガース・セラーズ(American Honda Motor 全国設備管理部長)

American Honda Motorは、クリーンエネルギーを生産し、CO2排出を削減する1MWのBloomエナジーサーバーを設置

American Honda Motorは、これまでにも持続可能性の目標の達成において目覚しい実績があります。2010年に、2006年に設定した全世界の製品からのCO2排出量を2000年水準と比較して10%削減するという自主目標を達成しました。

翌年の2011年6月には、American Honda Motorはこの取り組みを拡大し、2020年までにCO2排出量を2000年比で30%削減することを確約しました。

この取り組みの一環として同社のカリフォルニア州トーランスの敷地に、クリーンで信頼性の高いエネルギーを生産し、この地域におけるAmerican Honda Motorの事業運営からのCO2排出量を大幅に削減する1MWのBloom Energyシステムを設置しました。

従来の系統電力からの電力と比べ、環境面および経済面において数多くのメリット

Bloomエナジーサーバーは従来の系統電力からの電力と比べ、環境面および経済面において数多くのメリットがあります。

CO2排出量は、燃料電池システムが生成するエネルギー1000kWhあたり18~25%削減されます。10年のプロジェクト期間にBloomエナジーサーバーはAmerican Honda MotorのCO2排出量を約726万kg削減します。

燃料電池は、燃焼よりもはるかに効率の良い電気化学プロセスを通じて、燃料を電力に変換します。

Bloom Energyの技術は、起動時に必要な水として909リットル以外には水を必要としないため、節水にも効果的です。

カリフォルニア州の発電所の通常の水需要と比較すると、American Honda Motorは年間1230万リットル相当を節水できると見込まれています。 ※ Union of Concerned Scientistsのデータに基づくAmerican Honda Motorの試算。

電力需要の25%をまかなう

American Honda Motorのトーランスの敷地にBloomエナジーサーバー 5台(各200kW。合計1MW)が設置されており、41万m2の敷地内のうち11万m2を占める事務所、研究施設、デザイン・開発施設、およびパーツ配送センターの電力需要の25%をまかないます。

燃料電池システムは、カリフォルニアにおける平均的な家庭750世帯に毎日電力を供給できる能力を備えています。